韓国演奏旅行 番外編 イ・ソンウ先生の紹介など
イ先生は昨年の庄内ギターフェスティバルにゲストでいらっしゃった韓国を代表するギタリスト、教授で、すでにCDを30枚近く発表されていますし、またエンジニアとしてCD製作にも関わってらっしゃいます。奥様はARS SINUSという音楽事務所を立ち上げてコンサートの企画、CD製作販売をされています。
上段左からイ先生とフルーティスト、ムン・ロクソンさんのデュオCD。ピアソラ、シャンカール、村治奏一くんの師匠で来日経験もあるレイズナーの作品などユニークな選曲。その隣の2枚はイ先生が20年近くチームを組んでいるOliver Fartachi-NainiとのギターデュオCD。韓国人作品3、セナモン、ドッヂソン、2人の師であるLaurie Randolph女史の作品、ガンジ、ピアソラ、ドメニコーニととこちらもユニーク。下の段左はそのLaurie Randolph女史がフルートの方と組んで自作品のみで製作したCD。その隣はなんとドメニコーニの自作によるCDで、トルコの民族楽器サズとギターのための協奏曲とコユンババのカップリング。その隣はグラモフォンから出ている韓国の新進ビオラ奏者リチャード・ヨンジェ・オニールのCDでシューベルト作品ばかりのCDで、伴奏をイ先生とOliverのデュオ、イ先生の高弟パク・ジョンホさんが務めています。
イ先生は韓国の才能ある若い音楽家を発掘する法人団体のスタッフでもあり、左の二人はこのたびデビューしました。ドイツ在住のバイオリン奏者キム・スヨンさん、超絶技巧でコントラバスを弾きまくるソン・ミンジェさんともに素晴らしい才能の持ち主です。
イ先生の門下で組まれたリブラ・ギターカルテットは昨年の庄内ギターフェスティバルでの名演を聴かせてくれましたが、一人が兵役で脱退、もう一人がメンバーチェンジし新生リブラ・ギターカルテットとして練習を積んでいます。
庄内にも来ていた受講生二人を含む女性だけの、ボッティチェリ・ギターカルテットもあるそうで、ヴィヴァルディの「四季」をアレンジしてレコーディングも終わり、ぼくが訪れたときはちょうど編集作業の真っ最中でした。
今年のハクジュギターフェスティバルでは朴葵姫(パク・キュヒ)が素晴らしい演奏を聴かせてくれたし、先日来日したベルタ・ロハスさんがイ・ビョンウ(ギタリスト、作曲家で有名韓国映画の音楽をいくつも担当しています)作品2曲を取り上げていましたし、韓国ギター界は今後注目かもしれません。私もあやかりたいものです!
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